みなさんこんには、あるいはこんばんは。タルトリです。
今回は各所得の計算について勉強していきたいと思います
目次
所得の種類
まず所得の種類は10種類あります。
① 利子所得
利子所得とは預貯金や公社債の利子などによる所得をいう。
~利子所得~
★預貯金の利子
★公社債の利子
★公社債投資信託の収益分売金など
利子所得の計算
利子所得=収入金額
課税方法
(預貯金の利子)
原則として利子などを受け取るときに20.315%が源泉徴収されて課税関係が終了する。
(所得税15% 復興特別所得税0.315% 住民税5%)
② 配当所得
配当所得とは株式配当金や投資信託(公社債投資信託を除く)の収益分配金などによる所得
配当所得の計算
配当所得=集金額―株式などを取得するための負債利子
課税方法
(上場株式の場合)
原則として配当金などを受け取るときに20.315%が源泉徴収される
③ 不動産所得
不動産所得とは不動産の貸付による所得をいい、土地の賃貸料・マンションやアパートの家賃収入などがある
不動産所得の計算
不動産所得=総収入金額―必要経費(―青色申告特別控除額)
(総収入金額に含めるもの)
★家賃収入、地代収入、礼金、更新料、一定の場合の権利金
★敷金や保証金のうち、返還が必要ないもの
課税方法
不動産所得の課税方法は総合課税(他の所得と合計して計算をする方法)で確定申告が必要
④ 事業所得
事業所得とは農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業、などから生じる所得
事業所得の計算方法
事業所得=総収入金額―必要経費(―青色申告特別控除額)
(総収入金額のポイントと必要経費の例)
★総収入金額は、実際の現金収入額ではなく、その年に確定した金額である
↑
未収入額も含む!!
必要経費の例
★収入金額に対する売上現価
★給与、減価償却費、広告宣伝費、水道光熱費など
⑤ 給与所得
給与所得とは会社員やアルバイト、パートタイマーなどが会社から受け取る給与や賞与
(非課税となるもの)
★通勤手当(非課税の限度額は月15万円)
★出張旅費など
給与所得の計算方法
給与所得=収入金額―給与所得控除
課税方法
総合課税で基本的には確定申告が必要になる
⑥ 退職所得
退職所得とは退職によって勤務先から受け取る退職金などの所得
退職所得の計算方法
退職所得=(収入金額―退職所得控除額)×2分の1
課税方法
分離課税
⑦ 山林所得
山林所得とは山林(所有期間が5年を超えるもの)伐採して売却、立木のままで売却することによって生じる所得
山林所得の計算方法
山林所得=総収入金額―必要経費-特別控除額(―青色申告特別控除)
↑ 最高50万円
課税方法
分離課税
⑧ 譲渡所得
譲渡所得とは土地、建物、株式、公社債、公社債投資信託、ゴルフ会員権、書画、骨とう
などの資産を譲渡(売却)することで生じる所得
非課税となるもの
★生活用動産(家具、通勤用の自動車、衣服など)の譲渡による所得
→貴金属や宝石、書画、骨とうなどで1個の価額が30万円を超えるものは課税される
★国または地方自治体に対して財産を寄附した場合などの所得
課税方法
総合課税
⑨ 一時所得
一時所得とは①から⑧以外のものを言います。
(一時所得の例)
★懸賞、福引、クイズの賞金
★競馬、競輪の払戻金
★生命保険の満期保険金や損害保険の満期返戻金など
※宝くじの当選金やノーベル賞の賞金などは非課税になる
一時所得の計算方法
一時所得=総収入金額―支出金額―特別控除額 ←最高50万円
課税方法
総合課税
⑩ 雑所得
雑所得とは前に出た所得に当てはまらないもの
雑所所得の計算方法
雑所得=公的年金等の雑所得+公的年金等以外の雑所得
課税方法
総合課税
以上が所得の種類と計算方法についての勉強です。今回は少し覚えることが多いのでしっかり復習してくださいね。